降圧剤のフローランについて

高血圧の治療法には、フローランを用いた治療法があります。フローランは、一般名がエポプロステノールナトリウム(Epoprostenol Sodium)であり、イギリスの世界的な製薬会社のグラクソ・スミスクラインなどが製造販売を行っています。フローランは、強力な血小板凝集抑制作用や、血管拡張作用があるため、降圧剤として利用されていて、イギリスやアメリカを中心に利用されています。
フローランは、日本でも降圧剤として利用されていて、岡山大学をはじめとするさまざまな研究機関で臨床研究がされています。薬剤抵抗性の肺高血圧症に対する最終的な内科的治療薬として用いられていて、強力な作用があることが立証されています。
フローランは、降圧剤の中でも、PPH(原発性肺高血圧症)治療薬として開発されています。1995年にアメリカで、初めてPPH治療薬として承認されていて、日本では1994年にPPHに対する希少疾病用医薬品に指定されました。
フローランは、肺動脈性肺高血圧症のみに利用することができます。先天性短絡性心疾患による肺高血圧症や、Eisenmenger症候群、術後の肺高血圧などには使用することができないため、注意が必要です。専用の溶液で溶解した後に、静脈に注射することで、体内に導入して利用します。24時間以上継続的に投薬する治療を行う場合が多いため、静脈内にカテーテルを持続留置する必要があります。
フローランの副作用は、潮紅や、頭痛、出血、下痢、低血圧、顎痛などがあります。重度の場合は服用をやめなければならないため、医師に体の状態を正確に知らせる必要があります。意識喪失等のショック状態や、尿量減などの重度な副作用を生じる場合もあるため、注意が必要です。